こ と ほ ぎ 。

ふとした日常の、何気なく感じた、そんなことをつぶやいています。

4回目

 

気づけば、ここに来てから

4回目の春が来ました。時間はあっという前。

 

間違っていると思いながら、

どん底から救ってくれるなら、誰でも、何でもよくて

それを選んだのは自分自身なのに

そのこと自体に苦しくなって、

最低の心理で埋めあうことも

もう2年経てば当たり前になって。

 

あのとき、断っていれば

今の状況は違っていたのかもしれない。

あのとき、自分の置かれている状況を

思うままぶつけていたら

何か違ったのかもしれない。

 

 

発狂しそうになって、息ができなくなって

悲しくて、苦しくて、

必死で堪えるうちに、海の底にゆっくり沈んでいくような

そんな感覚になって、溺れて、

そこからはもう、記憶がない。

仕事をしていても、

思い出すだけで息が苦しくなる。

それをまた、薬で抑える。

せっかく薬が要らない身体になったのに、

また振り出しに戻ってしまった。

この、無限ループをいつまで繰り返せばいいのか。

いつまで繰り返したら、

自分自身を許せるようになるのか。

 

あのときはごめんね、と言われれば

あのときは遊びだったんだよ、と言われれば

あのとき、どれぐらい苦しくて

どれぐらい悲しかったのか知ってもらったら、

心が軽くなるのだろうか。

 

好きだと言ってもらわないと不安になる、

そのことをわかっているから

毎日のように「好きだよ」と言って安心させようとしてくれる。

わたしの存在証明をくれる。

それから逃げられずにいることを、

わかってもらいたいのだろうか。

 

 

4年も経ったら

何が正解で何が間違っているのか、

よくわからなくなってしまった。

その目には何が写っているのかすら、聞けずに

毎日が只、流れていく。

 

 

とにかく今は、

薬の要らない身体になりたい。

普通の、身体になりたい。